ホロライブを検索するとでてくる「いじめ」のワードで苦しんでいる人たちへ

ホロライブ、もしくはホロライブメンバーの名前で検索するとセットで出てくる「いじめ」のワード。Google先生の余計なおせっかい(サジェスト)だ。
もしかしたらあの子がいじめられてるかも…と思って調べてみるが、出てくるのはまとめブログばかり。5chから持ってきたコメントは根も葉もない噂話ばかりだ。
それでいて、どこか納得してしまうコメントがあるから性質が悪い。
配信で感じた違和感に「いじめ」と名付けると、妙にしっくりくるのが怖いところだ。
これら一連の流れをエンターテインメントとして楽しんでいるなら問題はないが、苦しんでいるならストップを掛けたほうが良い。
今回は「いじめ」のワードでネガティブな感情を持たないために、自戒をこめて冷静になるための処方箋を書いている。
ネガティブにならないための絶対条件
自分と重ねないこと
ホロライブに限らず「いじめ」に触れるときの絶対条件だ。
ホロライブメンバーは元気や喜びといったポジティブな感情を与えてくれるが、怒りや悲しみといったネガティブな感情も運んでくる。
炎上、お気持ち表明、ツイッターでのいざこざ、これらの不快な感情たち。そんなとき、「自分に起きたこと」と捉えると苦しくなる。
「いじめ」とまではいかなくても、言われて傷ついたことや、やられて嫌だったことを思い出し、嫌な気分になってしまったときは深呼吸。
今みているいざこざは、「自分とは関係ない」と線引きをしないと、疲れてしまい、前を向く気力がなくなってしまう。
メンバー同士のいじめはあるのか?
ネットを探しても答えはでてこない。「いじめ」があったとしても表には出てこないだろう。
ただ、断言できることが2つある。
1つは、配信業という職業上、学校のような「いじめ」はない。
上履きを隠したり、机にいたずらをしたり、教科書をズタズタに破ったり、ドラマなどである「いじめ」はありえない。
配信は1人作業のため、「嫌いな人と毎日顔を合わせなくては…」といったこともない。嫌なら会わない、と、ある程度自由がきく職業だ。
2つ目は、人間だれしも好みがある。
大世帯になったホロライブ。運営スタッフ含め多くの人がかかわっている。
多くの人がかかわる以上、人の好みは分かれてくる。もっと言ってしまうと、「好き」と「嫌い」は絶対にある。
当たり前の話だが、ここをたまに忘れてしまう。Vtuber、2.5次元の存在がそうさせるのかもしれない。
嫌いだからといって、「いじめ」に繋がるわけではない。多少雰囲気が悪くても、「いろいろあるさ、人間だもの」と見守る心の広さが必要だ。
「いじめ」はあるの?と考えすぎて、不安になったりモヤモヤしたりするのは、自分が傷つくだけの不毛な道だ。
運営からの「いじめ(パワハラ)」はあるのか?
現在、兎田ぺこらと運営が揉めている(2021/01/29 解決)。
「自分の企画が取り合ってもらえず悔しい」「他の人はできてるのにどうして自分だけできないの?」といった内容だ。
兎田ぺこらが弱音を吐く姿は、衝撃的で、頭がグラグラした。
あまりにも可哀想で、運営への怒りが止まらない。ネガティブな感情に支配され、眠れなくなってしまった。
これも結局「自分と重ねている」ところからきている。
私が世の中から受けた理不尽と、兎田ぺこらが受けた理不尽をごちゃまぜにしている。
私はこう思ったから、兎田ぺこらもそう思っているに違いない、と勝手に決めつけるのは失礼だ。
きちんと線引きができていないと、心の中がぐちゃぐちゃになり、配信をみるのが辛くなってしまう。それはあまりにも悲しい。
「いじめ」や「パワハラ」は絶対にない!と言い切れない。万が一、表に出てきたらその時は立ち上がろう。
それまでは、「健やかに過ごせますように」と願っていよう。
自分を大切にすること、ホロライブメンバーの幸せを願うこと。今できるのはこれだけだ。